After EffectのプラグインであるTrapcode ParticularやTrapcode Starglowを会社で利用しております。After EffectのバージョンはCC2014を利用中です。
Trapcode製品はいくつも種類があり、まとめて「Trapcode Suite」と呼ばれます。個別の製品をインストールする際にはTrapcode Suiteのインストーラーからインストールを行えます。
今回はTrapcode Suite 14以前を念頭に、インストール方法を解説していきます。
まずはTrapcode Suite 14以前で対応しているバージョンの確認方法です。こちらはHelp Centerに記載がありました。
例えばTrapcode Suite 14であれば下記が条件です。
Mac OS X: 10.8, 10.9, 10.10, 10.11, 10.12
Windows: 7 (64-bit), 8 (64-bit), 10 (64-bit)
**ハードウェアの要件:**4GB RAM / HDD 300 MB以上の空き容量
必要GPU: NVidia もしくは AMD GPUs で、使用モニターごとに2GB以上のVRAM
Host Requirements:
Adobe After Effects CS6, CC, CC 2014, 2015, 2015.3, 2017 (すべてのプラグイン)Adobe Premiere Pro CS6, CC, CC 2014, 2015, 2015.3, 2017 (3D Stroke, Shine, Starglowのみ)
最も要件が厳しいのはMACだと思います。10.12はSierraですから、現状で使っている人はほとんどいないのではないでしょうか。
After Effectのバージョンは毎年新しくなり、Trapcodeのバージョンもそれに伴って新しくなっていきます。そのため新規に購入を行う場合には新しいバージョンのTrapcodeを購入する事になります。
一方で既に購入したライセンスがあり、旧バージョンでのインストールを行いたい場合にはMAXONサポートセンターから依頼を行う必要があります。依頼を行うためにはMyMaxonアカウントを作成しなければなりません。
インストーラーを入手した後は、ざっくり下記のような流れでインストールが可能です。
インストールを完了すると、After Effect 2014であれば下記のフォルダにaexファイルが作成されます。
C:\\Program Files\\Adobe\\Adobe After Effects CC 2014\\Support Files\\Plug-ins\\Trapcode
インストールが成功したかどうかは、After Effectを起動し、下記の手順で確認可能です。
下記の原因が考えられます。
32bit版はCS4あたりまでなので、基本的には64bit版のインストーラーを使う事になるでしょう。
またインストール時に対応するバージョンを選択できない場合、一旦異なるバージョンのAfter Effectを選んでインストールを行いましょう。作成されたaexファイルを使いたいバージョンのAfter Effectのフォルダへコピーすれば、対応バージョンのAfter Effectであれば動作してくれます。
インストールに失敗すると、Cドライブ(インストールを行ったドライブ)の下記フォルダにaexファイルが作成される場合があります。
C:\\CS7_INSTALL_DIR\\Trapcode
このフォルダ名はバージョンによって異なるようです。公式マニュアルには「AECS#PLUGINPATH」や「AECS#COMMONPATH」というフォルダが作成されるとありましたが、こちらの環境では「CS7_INSTALL_DIR」に作成されました。Cドライブ直下のいくつかのフォルダを確認してみるのがいいかもしれません。
この場合はフォルダ内のaexファイルを、本来のインストール先である下記にコピーすれば製品が選択できるようになります。
C:\\Program Files\\Adobe\\Adobe After Effects CC 2014\\Support Files\\Plug-ins\\Trapcode
※After Effect 2014の場合
Trapcode Suiteの仕組みは全体的に不親切な所がありますが、どうにか出てきた情報をまとめてエラー調査ができる所まで来ました。参考にして頂ければと思います。