今回はGoogle Search Consoleからデータをスプレッドシートへ出力する方法と、出力したデータの各項目について解説していきます。
Google Search Consoleのデータは「検索パフォーマンス」のメニューからスプレッドシートへ出力できます。
手順4で「Excelとしてダウンロード」や「CSVとしてダウンロード」を選択すれば、ExcelやCSVでのダウンロードも可能です。
サーチコンソールの画面上で検索条件を指定していれば、その条件通りのデータを出力できます。
例えば「日付:過去3ヶ月間」と指定されていれば、スプレッドシートにも過去3ヶ月分のデータが出力されます。「検索タイプ:ウェブ」を指定すれば、ウェブ検索の結果のみが表示されます。
検索タイプには「ウェブ・画像・動画・ニュース」がありますが、これら全ての結果をまとめて出力する事はできません。ただし「比較」機能を使えば、二つの項目までなら同時に出力する事ができます。
Discover(Google報)にサイトのページが表示された場合、通常の検索とDiscoverの両方の結果をそれぞれエクスポートする事ができます。
ただし一括で両方の結果をエクスポートする事はできません。
どのようなデータが出力されるかを確認していきます。
「検索結果」と「DIscover」では出力される内容が異なります。まずは「検索結果」の方から確認していきましょう。
「検索結果」のスプレッドシートには下記の6つのシートがあります。
クエリ | どんなキーワードで検索されたか |
---|---|
ページ | どのページが検索結果に表示されたか |
国 | どの国から検索されたか |
デバイス | どのデバイスから検索されたか |
検索での見え方 | どんな方法で検索結果に表示されたか |
日付 | 日付別の結果 |
フィルタ | どんな検索条件でデータを出力したか |
これらのそれぞれに対し、下記の数値が表示されるようになっています。
クリック数 | 検索結果からページがクリックされた回数 |
---|---|
表示数 | 検索結果にページが表示された回数 |
CTR | クリック数 / 表示数 |
検索順位 | 検索結果の何番目に表示されたか |
そのため「ページ別のクリック数」や「日付別のCTR」等が見れるようになっています。
「Discover」のスプレッドシートには下記の5つのシートがあります。基本的には「検索結果」と同じですが、Discoverはキーワードでの検索が行われないので、クエリの項目は存在しません。
ページ | どのページが検索結果に表示されたか |
---|---|
国 | どの国から検索されたか |
デバイス | どのデバイスから検索されたか |
Discoverでの見え方 | どんな方法で検索結果に表示されたか |
日付 | 日付別の結果 |
フィルタ | どんな検索条件でデータを出力したか |
これらのそれぞれに対し、下記の数値が表示されるようになっています。こちらも概ね「検索結果」と同じですが、Discoverでは検索が行われないので、検索順位は存在しません。
クリック数 | 検索結果からページがクリックされた回数 |
---|---|
表示数 | 検索結果にページが表示された回数 |
CTR | クリック数 / 表示数 |
スプレッドシートに出力するデータは、サーチコンソールの画面上でも基本的には参照可能です。多くの場合はサーチコンソールだけで必要な情報を得られます。
しかしより複雑で、細かい要件へ対応する場合にはスプレッドシートへの集計が役に立ちます。
こうしたデータの連携を行う際には、プログラムでの自動出力を視野に入れると効率化の幅が広がります。プログラムを作成する場合は、GASが最も楽な手段になると思います。
今回はサーチコンソールからスプレッドシートを出力するための方法について解説しました。スプレッドシートへの出力を行う事で、データ分析の幅を広げていきましょう。